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【D5 Render AI機能シリーズ Vol.1】 なんか良い感じにして」がそのまま通った話。


─ AI Scene Match を打合せで使ってみた ─

シリーズ:忙しい設計士のためのD5 Render AI機能 全部試してみた


照明設定で悩む時間、なくなりました。

D5 Render 3.0になって、AI機能が一気に増えた。

「どれを使えばいいかわからない」
「そもそも何が変わったの?」

そういう声をよく聞くので、今回からシリーズで紹介していきます。

第1回は AI Scene Match
私が一番「これは使える」と思った機能です。


AI Scene Matchって何?

一言で言うと、

「こんな雰囲気にして」とテキストで入力するだけで、
ライティングと空気感を丸ごと自動設定してくれる機能」

です。

たとえばこう入力する。

cozy winter morning(居心地のいい冬の朝)

するとD5が勝手に、

  • 太陽の角度

  • 光の色温度

  • 霧や大気の質感

  • ポストプロセッシング(色調補正)

…を全部合わせてくれる。

「朝の光にしたいんだけど、なんかパキッとしすぎる」
「夕方感を出したいのに昼間みたいになる」

こういう無限ループ、これで終わります。


実際に使ってみた

今回はこちらの住宅シーンで試してみます。
昼間・晴れ・青空のデフォルト状態からスタートです。

Before 昼景

打合せの直前に「やっぱり夕方のシーンも見せたい」となったとき。

以前なら
→ 太陽の位置をずらして
→ 空のHDRIを変えて
→ 色調補正をかけ直して
→ 「なんかちがう」ってなってやり直して…

30分以上かかっていた作業が、

テキスト1行で数秒。

しかも施主の目の前でできる。

「こんな感じの時間帯はどうですか?」と言いながら
その場でパッと変えられる。

打合せの空気が変わります。


使い方(シンプルです)

D5 Render 3.0のAIエージェント機能の中に入っています。

左上の ✦ アイコンをクリックすると「AIエージェント」が開きます。

AIエージェントをクリックした後の画面

その中の 「AIシーンマッチ」 をクリック。

AIシーンマッチをクリックした後の画面

手順はたったこれだけ:

  1. 左上の ✦ アイコン →「AIエージェント」を開く

  2. 「AIシーンマッチ」をクリック

  3. プリセットを選ぶか、テキストで雰囲気を入力

  4. AIが自動でプランニングして参考画像を生成

  5. 気に入ったら「雰囲気を適用する」をクリック

AIがシーンを分析して、こんな風に計画を立ててくれます。

現在のシーンを解析中


AIが参考画像を作ってくれる

参考画像が出てきたら、気に入らなければそのままテキストで追加指示もできます。
今回は「もう少し彩度を高めに」とお願いしてみました。

「これでお願いします」と送ると、自動的にシーンに適用されます。


おすすめのプロンプト例

| 使うシーン | 入力例 |
| 朝の住宅外観 | sunny morning, warm residential |
| 落ち着いた室内 | cozy interior, soft afternoon light |
| 高級感を出したい | luxury, golden hour, dramatic shadows |
| 施主が女性 | bright, airy, natural light, Scandinavian |
| 重厚感を出したい | overcast, moody, concrete and steel |

日本語だと「明るい朝の光、温かみのある住宅」でも動きます。
ただし英語の方が精度が高い印象です。


注意点(正直に)

「完璧に思い通り」にはならないこともある。

特に細かい光の方向指定や、
「この窓からだけ光を入れたい」みたいな
空間的な細かい調整は、手動の方が早い。

あくまで「大きな雰囲気を一発で決める」道具。

最初の方向性を秒で出して、
そこから微調整するという使い方が一番しっくりきています。


⚠️ ここで注意!やりがちな失敗

AIシーンマッチで「いい感じになった!」と思ったら、
必ずシーンリストに保存してください。

左側の「シーンリスト」で新しいシーンとして追加しておかないと、
別のシーンに切り替えた瞬間、せっかくAIが作ってくれた雰囲気が消えてしまいます。

保存手順:

  1. シーンリスト右上の「+」をクリック

  2. 現在の状態が新しいシーンとして保存される

  3. 名前をつけておくと後で迷わない(例:「秋の夕暮れ_AI」)

「あれ、さっきの雰囲気どこいった?」
…これ、やりがちです。私もやりました😅

After 夕景のHDRIが自動で適用されていた

まとめ

AI Scene Matchが向いている場面:

✅ 打合せ中にその場で雰囲気を変えたいとき
✅ 複数の時間帯パターンを素早く出したいとき
✅ 「なんかいい感じ」を言語化できないときの出発点として

向いていない場面:

❌ 細かい光源の位置指定がしたいとき
❌ 広告レベルの厳密なライティング調整が必要なとき


打合せの中で「もう少し暗い感じで」「朝っぽくして」と言われたとき、
その場でサッと変えられると、施主さんが「おっ」ってなります。

決断が早くなる。
広告用で利用する時など、昼景か夕景か夜景かの雰囲気をちょっとみたりするのには良いかもしれません。

これが今回の最終レンダリング
室内のライティングを調整して、窓から灯りが漏れる状態にしました。
「ただいま」って言いたくなる一枚になりました。

最終結果

次回はVol.2「写真1枚を3Dに投げたら、帰ってきた話。」をお届けします。


このシリーズのほかの記事

  • Vol.1 「なんか良い感じにして」がそのまま通った話。← いまここ

  • Vol.2 写真1枚を3Dに投げたら、帰ってきた話。(近日公開)

  • Vol.3 大理石カウンターの写真を入れたら、マテリアルになった話。(近日公開)

  • Vol.4 レタッチが消えた話。(近日公開)

  • Vol.5 植栽選びをAIに丸投げした話。(近日公開)


ふーこ先生|CGパース×AIコーチング
一級建築士 / 建築ビジュアライゼーション歴15年
@fuko_archviz_labo
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